CEBU JIC Language Center(CEBU JIC)┃フィリピン・セブ島
セブ ジェイ・アイ・シー(セブエリア)
Cebu JIC Language center(JIC)
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初めての発展途上国で学んだこと
私は現在、大学院の修士課程で助産師になる勉強をしています。
学生生活最後の夏休み、有意義に過ごしたいと考えた結果、人生初の発展途上国フィリピンに、短期間ではありますが語学留学をすることにしました。
私は交換留学や海外での看護研修の経験があったため、日常生活くらいでしたら英語でも不自由はありません。
そのため語学留学という名目ではありますが、どちらかというと社会勉強のつもりで渡航しました。
実際に行ってみるとやはりそこは発展途上国。
道路では車やジプニーが通るたびに砂埃が舞い、クラクションが鳴り響いていて、現地の方々は信号など構わず道路を渡っていました。
道端ではストリートチルドレンが私たちに手を出してお金や物を要求してきます。
屋台の余った食事や飲み物をもらう姿も目撃しました。
そして何よりも驚いたのは、ショッピングセンターなど公共のお手洗いに便座がないこと(笑)。
他にも驚いたことはたくさんありますが、何よりも現地の人たちはいつもニコニコしていることが大変印象的でした。
学校では自分のレベルにあったクラスを受講できました。
マンツーマンの授業も多いので希望する内容に合わせて先生方が教えてくださいます。
私もワークブックを購入しましたが、マンツーマンの先生4人のうち、2人の先生からはタガログ語やセブワノ語を習っていました。
英語を使って他言語を学ぶことがこんなにも難しく、有意義であるとは思いませんでした。
分娩介助の際に使うタガログをを教えて頂いたり、簡単そうな挨拶なのに発音を何度も直していただいたり。
そのお陰で現地のスーパーマーケットではタガログ語を使って店員さんと会話できました。
ある先生とは、フィリピンやお互いのことについて深く語りました。
なぜフィリピンにはこのような格差があり貧困層の人数が減らないのか、彼女たちの学歴や家族のこと、将来の夢についてなどを教えてくれましたし、私も外国語を学ぶ理由や、助産師を目指す理由などを熱く語りました。
その中で、助産師という職業はやはり世界中で必要とされていることが分かりました。
家族計画について、新生児のケアや成長についてなど、現地の人には十分な知識がありません。
それらが貧困を招く原因の一つであると私はアセスメントしました。
助産師として外国で働くことが私の夢ですが、きっと将来お役に立てると確信しました。
留学中は学校の寮で生活しましたが、これがまた楽しいのなんの(笑)
アジア各国からの留学生が生活しており、放課後は食事に出かけたりカラオケに行ったり、週末には観光も兼ねて目的地もなく街を歩いてみたり。
学校のアクティビティのアイランドホッピングにも参加し、ナルスワンアイランドでシュノーケリングをすることも出来ました。
これらもとっても素敵な思い出です。
初めての発展途上国への留学、どうなることかと思っていましたが、フィリピン留学プロやJICのスタッフの皆さんのお陰で安全に楽しく2週間を終えることが出来ました。
短い時間ではありましたが、素敵な思い出や経験がたくさんできました。
JICの留学生や現地の人からたくさんの元気をもらい、幸せいっぱい!お腹もいっぱい(笑)
また日本でも頑張れそうです。
本当にありがとうございました。